不動産投資信託のメリットとデメリットについて見ていきましょう。
通常の不動産での利殖方法とはそれぞれ違う点があるため、きちんと学んでおくことが大切です。
メリット
@少額のお金で購入することができる
なんといっても最大のメリットは、少ない資金で不動産での利殖ができるという点でしょう。 投資用の不動産を個人で購入するとなると多額の資金が必要となります。 その点、投資信託を利用するとぐっと少ない資金から始めることが可能です。
A不動産投資の専門家が運営してくれる
今どの不動産を購入するのがベストなのかといったリサーチはなかなか難しいものです。 また、実際に不動産を取得した場合には、物件の管理や修繕などの手間がかかってきます。 不動産投資信託の場合には、専門家がそれらを運用してくれるので、とても便利です。
B複数の不動産へ資金を投入できる
複数の不動産に分散投資が可能になります。 個人ではなかなか不動産を分散させることは難しいため、魅力的な点です。 また、リスクを軽減する効果もあります。
C定期的に利益を上げることができる
投資信託の場合には収益は投資家に分配されます。 個人で不動産を運用するよりも安定した収入を定期的に受け取ることができます。
デメリット
@元本割れの可能性がある
分散投資をしてリスクをできるだけ軽減することはできますが、元本が保証されているわけではないので、当然元本割れの可能性があります。
Aコストがかかる
投資信託を購入する際には、販売手数料を支払います。 さらに運用期間中にかかる費用や運用報告書を作成する際の費用、投入した資金を保管する費用などに対して「信託報酬」が差し引かれることになります。
Bファンド選びが難しい
自分が購入しようとしている不動産投資信託が一体どれくらいの利回り(投入金額に対してどの程度利益があるのか)なのか、どの程度の資金で始められるのか…こうした点はファンドによって様々です。
数万円から始められるファンドもありますし、数百万円単位からの場合もあります。 また、元本割れを起こさず安定した利益を得られるファンドを選びたいところですが、市場に上場している「投資」の一つですから、当然為替変動はあり、見極めが難しいところです。
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