お店を始めるには、不動産や機器のリース代が必要となります。

不動産があれば経営は楽になるのに

サラリーマン生活を終えて、40歳を迎える前に念願だったパン屋を始めました。

初期費用はサラリーマン時代の貯金で賄うことができました。 パン作りはサラリーマン時代にも休みのたびに練習、2年間ほど他の店でも修行もしました。

万全の体制でのスタートでした。 しかし実際に店の運営を始めてみると、とても大変です。

まず、家賃の支払いが大変でした。 私は土地を持っていなかったので借りるしかないですが、人が集まる立地を考えたらそれなりの賃料が発生します。

親から受け継いだ土地などの不動産があったらよかったのに…ということも考えましたね。 でも無い不動産のことでぼやいても仕方ないことです。

それからオーブンなど機器のリース代なども発生します。 購入も考えたのですがとても私の準備資金では足りず、リースを利用しています。

パンはそこそこ売れていましたが、必要経費を支払うとお金が足りなくなりました。

運営資金の不足分を借金で補う

そのため、店の運営資金として300万円の借金をしました。

今はその300万円の借金返済とパン屋経営をなんとか両立させています。 なかなか減りませんが、今のところ借金返済は続いています。

少しずつパン屋の固定客も増えてきて忙しくなってきたものの、人を雇う余裕はまだありません。 経費を削減して借金返済に回すのが精いっぱいです。

たまにサラリーマン時代の同僚に会うことがあるのですが、好きなことができていいなと言われます。 確かにそうなんですが、サラリーマン時代よりとても大変です。

それでもまだパン作りが好きという気持ちがあるため続けていられるのです。